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ASUS 「 ZenBook 13(UX325EA)」を購入したので実機レビューしたいと思います

先日というか、つい昨日ですが、ASUS の「 ZenBook 13(UX325EA)」を購入しましたので、開封レビューしてみたいと思います。このPCは日常業務用に快適に使えて、気軽に持ち運びできて、長時間バッテリー駆動してくれる子を求めて購入してみました。

ASUS 「 ZenBook 13(UX325EA)」購入レビュー

パッケージを開封してみましょう

悩んだ結果、Amazon で「 ZenBook 13(UX325EA)」Core i5 モデルを購入しました。2020年11月25日に発売されたばかりの比較的新しいモバイルノートパソコンになります。

私の購入価格は11万3千円程で、第11世代 Core i5 搭載のモバイルノートPCとしてはわりとお安く買えたかなと思います。Amazonで購入した場合、早ければ次の日には届くので便利です。

ということで、翌日のお昼ごろに届きました。パッケージデザインはスタイリッシュな感じですね。

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パッケージの中身には、本体、65Wの電源、USB-C ⇒ 3.5mmイヤホンジャック変換ケーブル、USB-A ⇒ LAN 変換ケーブル、説明書類、そしておまけ的なスリーブが入っていました。

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ユニークなのはこのモデルにはイヤホンジャックが搭載されてなくて、USB-C ⇒ 3.5mm ジャック変換ケーブルが付属してるところですね。イヤホンとか外部スピーカーつけようと思ったら USB を利用することになるので、よく利用する人にとってはイヤホンのみで USB を一つふさいでしまうので、そこは考え物かもしれません。ただ、私は業務上ではあまりイヤホンジャックを利用することがないので気になりませんでした。

 

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専用電源は 65W の USB-C 接続のものが付属しています。小型軽量で持ち運びも便利そうです。USB Power Delivery(USB PD)に対応した一般的なモバイル用の充電器や、モバイルバッテリーを用いた充電も可能ですので、出張先などで専用充電器を忘れてしまった場合にも手に入りやすいのが良いですね。

 

ASUS 「 ZenBook 13(UX325EA)」のスペック

ZenBook 13(UX325EA)には、Core i7 と Core i5 のモデルがあるのですが、今回購入したのは、Core i5 モデルの UX325EA-EG109T です。

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  • 型番:UX325EA-EG109TS
  • カラー:パイングレー (グレーに少しだけ緑が混じった感じの色です)
  • OS:Windows 10 Home 64ビット
  • CPU:インテル Core i5-1135G7 (4コア 8スレッド:Tiger Lake)
  • メモリ:8GB (LPDDR4X-4266)
  • ディスプレイ:13.3型、ノングレア、1,920×1,080ドット(full-HD)
  • グラフィックス機能:インテル Iris Xe グラフィックス(CPU内蔵)
  • バッテリー駆動時間:約13.9時間
  • 質量:約1.15kg
  • サイズ:幅304mm×奥行き203mm×高さ13.9mm(A4サイズ)

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大きさはほぼA4サイズで、重さも 1.15kg しかないため、持ち運びに便利なモバイルノートになっていると思います。

Macbook Air と比較すると、横幅はほぼ同じで、縦幅がこちらの方が少しだけ小さく、また、重さは少し軽いです。

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上から見た時の質感は、同じ程度でどちらも所有欲を満たしてくれるデザインになっていると思います。

その一方で裏面は、Macbook Air と違い多少チープでプラスチッキーです。

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インテル 第11世代(Tiger Lake) Core i シリーズ搭載

CPUには現在のインテル系最新の第11世代(Tiger Lake)のものが搭載されています。Core i5-1135G7 搭載のモデルと、Core i7-1165G7 搭載モデルの2モデル構成です。今回購入したのは、Core i5 のモデルです。

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第11世代というのに惹かれて選択したというようなところも大きいです。Tiger Lake だと、CPU内臓のグラフィックスが、Iris Xe となって、グラフィックス性能が大きく向上したという前情報が出て気になってました。実際の性能チェックは後半で行ってますので、ぜひ最後までご覧ください。

 

2つの Thunderbolt 4 ポートを搭載

ZenBook 13(UX325EA)には、2つの Thunderbolt 4 ポートが搭載されています。

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Thunderbolt 4 は、既存の Thunderbolt 3 の上位互換アーキテクチャで、USB4 の要件を満たしつつ、下記のようなさらなる要素を盛り込んだ仕様となっています。

・4K映像を2画面または8Kを1画面出力できること
・データ伝送速度:40Gbps
・PCI Express規格のデータ伝送速度:32Gbps(毎秒4GB)
・USB Power Delivery(USB PD)による電源入力対応
など

対応製品がようやく2020年後半に登場したばかりの新しい規格で、今後の拡充が待たれるところではありますが、この規格に対応していることも、ZenBook 13(UX325EA)の有利な特徴の一つかと思います。

 

比較的長いバッテリー駆動時間 & USB PD 対応

4セルリチウムポリマーバッテリーが搭載されており、そのバッテリー駆動時間は、JEITAバッテリー動作時間測定法で13.9時間です。また、Core i7 のモデルのほうは少しだけ長い14.4時間です。いずれのモデルも、非常に長時間のバッテリー駆動を可能としています。

実際の利用では、満充電の状態から10%までに、インターネットをしたり、YouTubeを見たりと普通に利用した状態で7時間程度は利用できました。通常の利用であれば1日持ち出しての利用でも特に困ることはないでしょう。

それにもし、バッテリーがなくなってきてしまっても、Thunderbolt 4 に対応した USB-C ポートを利用して、モバイルバッテリーからの充電が可能なので安心です。

 

ZenBook 13(UX325EA)のキー配列:日本語キーボード

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キーボードの配列は、標準的ですが、エンターキーの右側にも1列キーがあるタイプです。多少押し間違いをしやすくなるのですが、キーが本体の端ぎりぎりまで配置されていて、キーサイズがそこそこ大きいため大丈夫そうです。

少しだけ上下方向のキー幅が狭いので、そこには慣れが必要です。他の PC と同時併用していると、キーのタッチミスが生じやすいかもしれません。まあ、慣れだとは思いますが。

キータッチの感触は、多少ふにゃふにゃした感じです。ただ、キーストロークもそこそこあって、打鍵した感じでは、柔らかさがあって指が痛くなりにくそうで、良い感じです。

 

ZenBook 13(UX325EA)のベンチマークテスト

Geekbench 5 テスト 

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Geekbench 5 のスコアは、上記となりました。このスコアですが、一昔前の、Core i7 搭載PCを余裕で凌駕する性能です。ただ、先日登場したばかりの Macbook Air M1 には大きく負けていますね。

  CPU Single-Core Score Multi-Core Score
ZenBook 13
(UX325EA)
Core i5-1135G7 1207 3886
MSI Prestige 14
(PS42 Modern 8RC)
Core i7-8550U 808 2892
Macbook Air M1 Apple M1 1731 7548

じゃあ、仕事用にも Macbook でいいじゃないかというところもありますが、なんだかんだやっぱりで Windows PC が便利なんですよ。仕事用にはね。 

 

GFXBench のスコア

さて次に、気になっていたグラフィックス性能のチェックです。グラフィックス性能の比較には GFXBench を利用します。

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外部グラフィックスの無い ZenBook 13(UX325EA)ですが、これだけの性能が出ています。一昔前の NVIDIA GeForce GTX 1050 搭載PC(MSI Prestige 14(PS42 Modern 8RC))を超えるスペックをたたき出しました。そして、項目によっては、Apple M1 搭載PC( Macbook Air M1 )をも超えています。

内臓グラフィックス性能がよさそうだという前評判通りの性能です。これなら軽いゲームさえも動かすことができそうです。まあ、仕事用ですけどね(笑)

ディスプレイはとくに表記はありませんが、どうやら sRGB ほぼ 100% の色域のもので、また、IPS のようで視野角的にも広く問題ありません。

 

軽量モバイルノートでありながらも、画面が綺麗で、そこそこ高性能な PC を求めている方にはぴったりなモデルかと思います。 私は気に入りました。明日から使うのがもう楽しみです。迷われているのでしたら、おすすめいたします。

 

 参考:メーカーのページ:ASUS ZenBook 13 UX325EA

 

ジンバル付きの小型軽量動画カメラ「DJI Pocket 2」を購入したのでレビュー

ここ最近というか、ついつい最近ですが、実は動画撮影にハマりまして。とりあえずスマホで撮影してみて、画質的にはまあまあ満足してたのですが、とにかく振動がひどくて耐えられないって思いまして、新しく何か買ってしまおうかと考えちゃったわけですよ。

一眼カメラ用のジンバルを買って対応しようかとも思ったんですが、でかいし重いし一眼だと車への取り付けとか何かと不便なので、GoProとかのアクションカメラに興味を持ったんです。

衝動的にGoProを買いかけたんですけど、移動してのお散歩撮影もしたいので、ジンバルもつけないとなって思ってみてたら、なんとDJIからおあつらえ向きのが出てたんですよ。ジンバルついた小型の動画カメラが。それが今回レビューしようと思う「DJI Pocket 2」です。

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ジンバル付きの小型軽量動画カメラ
「DJI Pocket 2」を購入したのでレビュー

DJI Pocket 2は、DJIのアクションカメラOSMOシリーズの「Osmo Pocket」の後継機種で、2020年の10月31日に発売されたばかりになります。小型軽量でありながら、モータージンバル付きのカメラになります。 

DJI Pocket 2 のスペック

  • カメラ部:1/1.7 インチ CMOS、有効画素:64MP
  • 静止画:9216 × 6912
  • 動画:4K Ultra HD:3840×2160 @ 24/25/30/48/50/60fps
               2.7K:2720×1530 @ 24/25/30/48/50/60fps
               FHD:1920×1080 @ 24/25/30/48/50/60fps
  • 焦点距離:35mm換算で20mm相当
  • サイズ:124.7×38.1×30 mm
  • 重量 117g
  • 駆動時間:140分(1080p/24fpsでの参考値)、充電時間:73分

このサイズ、この軽量さは、本当にポケットにポンと入れることができます。大きなポケットでなくても、普通のサイズのポケットにですよ。 スマホよりもだいぶ小さく軽いですから、もう毎日でも持っていけちゃうサイズ感です。

 

モータージンバルにのったカメラ部:1/1.7 インチ CMOS、有効画素:64MP

小さいサイズに、巨大で高性能な心臓部といった趣があります。処理部分を本体ボディに詰め込むことで放熱に余裕が出たのか、CMOSサイズが 1/1.7 と他のアクションカメラと比べて少し大きなサイズです。このセンサーサイズが画質にも高感度特性にも有利に働いていると思います。

参考画像:元ファイルのサイズ17Mあります。はてなブログは10Mを超えるファイルはアップできませんので、PhotoShopJpegの圧縮率を変更して保存しなおしています。

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動画についても、さすが最新のアクションカメラです。最大は4Kまでですが60fpsまで利用が可能です。最新の8Kとか撮れちゃうようなカメラには敵いませんが、このサイズで、この解像度で、短い連続撮影時間制限などないカメラと言ったら、もうこれかGoProでしょう(他にも色々ありますけど、まともに使えるという意味ではね)。

そして、なんといってもこの DJI Pocket 2 の最大の利点はこのサイズで、モータージンバル付きなのですよ。GoPro などのジンバルを別に購入しなければならないカメラには無い便利さがあります。本体の充電だけで、スイッチを入れるだけですぐにジンバル撮影できますから。スイッチを入れた瞬間にカメラ部がこちらを向いて挨拶するのがなんとも可愛いです。ぜひ見てあげてください(笑) 


DJI Pocket2 起動動画

 

意外にもちの良いバッテリーとUSB-C給電

駆動時間に関しても140分あるので、私の求めているドライブ動画を撮影するには最適といっていい感じです。4K/30fpsとかは当然として、1080p/30fpsでも撮影しっぱなしだと流石に140分は持ちませんけどね(苦笑)

本体内蔵バッテリーのみで、GoProみたいに交換ができない点を問題視する向きもありますけど、USBで簡単に充電できますし、満充電時間もわずか73分です。ちょっとした休憩中や、移動中などに充電しちゃえば問題ありませんし、USBモバイルバッテリーからの給電も可能です。そしてここも重要なポイントかもしれませんが、給電しながらの撮影も可能となっています。今のところ、バッテリー交換できないことを不便に感じることはありません。

 

付属コントローラーは「ミニ操作スティック」で操作しやすい

付属のコントローラーは、本体にセットできる小さな操作スティックです。これがまた使いやすい。

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本体サイズに合わせた小さなものですが、ジョイスティックタイプなので、親指でぎゅぎゅっとカメラ部の操作ができます。カメラを移動して基準となる位置を合わせてあげたり、ズームしたりが簡単にできます。

 

DJI Pocket 2 Creator コンボ

今回購入したモデルは、「Creator コンボ」モデルになります。このモデルだと、通常のDJI Pocket 2 のセットに比較して、下記の点で違っています。

  • ワイヤレスマイク トランスミッター
  • ワイヤレスマイク ウィンドスクリーン(マイクの風ノイズ防止スクリーン)
  • Do-It-Allハンドル(ワイヤレスマイクの接続、三脚座、USB-C給電ポート)
  • USB二股充電ケーブル(本体とワイヤレスマイク2台同時充電可能)
  • マイクロ三脚

個別に購入して揃えるよりも、断然お得なセットになっています。

 

DJI Pocket 2 とワイヤレスマイクの組み合わせは最強かもしれません

このセットに付属の「ワイヤレスマイク トランスミッター」がまた欲しかったんです。

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ドライブ動画の撮影では音声が実は大事なのですが、外部マイクを用意しないと音声が微妙な場合が多いんです。カメラは車内に設置することが多いのに、良い音を聞けるのは外ですから残念なんです。あえて車内音声を撮るのであればそれもいいのですが、ドライブ動画とかだとやはりエキゾーストノートが聞きたいんですよね。車外にマイクを設置してケーブルで繋ぐのもいいですが、音声だけ別に撮って後で合わせても良いんですが、このワイヤレスマイクがあることで、ケーブルを引き回す手間も作業も非常に省けます。しかも、このワイヤレスマイク、マイク側のスイッチで撮影開始できるのです。この便利さを味わうと病みつきになります。もはやこれ無しでは考えられません(笑)

987 Boxster のエキゾーストノート撮影を、車内音声と車外音声とで撮り比べていますので、比較してみてください。


DJI Pocket 2 本体内蔵マイクとワイヤレスマイクよる入力音声の違い(サンプル:Porsche 987 Boxster エキゾーストノート)

もう、音声が感動ものによくなってくれますよ。

DJI Pocket 2 はドライブ動画の作成に、手軽さの点で最強の相棒かもしれません。いえ、そうなってくれそうです。

 

DJI Pocket 2 の開封

さて、今度は開封してみましょう。パッケージを開けると、本体のアクティベーションのために、アプリのダウンロード先へのリンクQRコードと、接続の方法のイラストが出てきます。Pocket 2 を使うためにはアクティベーションが必須です。

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パッケージから全部出して付属品を並べてみると、結構色々ついてきているのがわかります。

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接続用の端子が、USB-TypeC と Lightning との両方がついているのが親切ですよね。

 

開封したら、まずはなにはともあれ、アクティベーションしましょう。アクティベーションには、スマホに DJI の DJI Mimo アプリをインストールしてから、本体をスマホと接続します。

アプリのダウンロードは、付属の説明書あるいはパッケージに記載のQRコードを読み取るのが便利だと思います。

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インストールしたら、スマホと接続します。本体に、接続用のUSB -Type Cあるいは、Lightning のアダプタを差し込んで行います。

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あとは画面の指示に従ってください。簡単にすぐに終わります。

 

DJI Pocket 2 を手に入れてからというものもう、ドライブ撮影が楽しくて仕方ない感じです。これ知ってたら、もっと早く買って、前の車とかでもドライブ動画撮影してあげれば良かったなって思ってます。

 

Macbook Air M1 は写真も動画も高速処理な超高性能モバイルノートPC【性能比較レビュー】

2020年11月17日に発売されました、新「Macbook Air M1」は写真処理、動画処理も高速に処理可能な、既存比超高性能のモバイルノートパソコンになっています。今回は各種性能測定を行ってレビューをしたいと思います。

新 Macbook Air M1 は写真も動画も高速処理な超高性能モバイルノートPC

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先日発売された、13インチ Macbook の新シリーズですが、ここしばらくの Macbook シリーズは Intel 製 CPU を搭載する路線だったのですが、その方針を転換して新たに Apple 純正のチップ Apple M1 を搭載して新登場しました。

かなりの話題性を持っての登場だったので、すでにご存じの方も多いかと思いますが、今回その Macbook Air M1 を購入しましたので、レビューしたいと思います。

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Macbook Air M1 のスペック

今回私が購入した Macbook Air M1 は下記モデルになります。

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  • 価格:129,800円(税別)
  • ディスプレイ:Retinaディスプレイ
    (IPS、13.3インチ、2,560 x 1,600ピクセル 400ニトの輝度、広色域(P3対応)、True Toneテクノロジー)
  • CPU:Apple M1
  • メモリ:8GB
  • ストレージ:512GB SSD
  • ワイヤレス:802.11ax Wi-Fi 6(IEEE 802.11a/b/g/n/acに対応)
  • バッテリー:49.9Whリチウムポリマー、最大15時間のワイヤレスインターネット
  • 拡張性:2つのThunderbolt / USB4ポート、ヘッドフォン
  • ファンレス
  • 付属品:30W USB-C電源アダプタ、USB-Cケーブル
  • サイズ:30.41cm × 21.24cm × 0.41~1.61 cm
  • 重量:1.29 kg
  • OS:macOS Big Sur

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M1 搭載の陰に隠れてしまっていますが、今回の Macbook Air から、ディスプレイが広色域 P3 対応の Retina ディスプレイに変更となっています。明るさだけは、Macbook Pro よりも少し低い 400 ニト になりますが、多少低いだけで実使用においては何の問題もありません。

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キーボードは今回も Magic Keyboard です。キーストロークは少し浅いですが、十分に打ちやすいかなと思います。そして、通常のファンクションキーが搭載されています。

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同じ CPU を搭載していて、少し軽くて、画面も同様にきれいで、ファンレスの無音駆動で、そしてここが一番重要かもですがタッチバーではなくごく普通なファンクションキー搭載となる、Macbook Air を私みたいにあえて選択するという人も多いのではないでしょうか。

 

Macbook Air M1 の性能

Geekbench 5

まずは、CPU の性能を Geekbench を利用してテストしてみます。 最初リークされたこの性能を知ったときはびっくりしましたよ。すでにテスト結果は各所より報告されていますが、私がテストしてみた結果も同様になりました。

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この性能、今メインマシンとして利用している、「MSI Prestige 14(PS42 Modern 8RC)」と比較して、シングルコアで2倍、マルチコアで3倍の性能になっています。 Prestige14 が2018年末のモデルとはいえ、クアッドコアの Core i7 でメモリも 16GB 積んでいるのにですよ。性能差がすごいことになっています。

ちなみにこの性能ですが、既存の Macbook 13 シリーズはもちろん格段に飛びぬけてきています。それどころか、性能も価格も格段に上だったはずの Macbook 16シリーズでさえも、シングルコアのスペックでは超えているのです。マルチコアに関しては、さすがにコア数の多い16シリーズに少しかないませんが、価格は半分どころかそれ以下なのにですよ。信じられないデータになっています。

 

GFXBench

グラフィック性能は GFXBench を利用して測定しました。

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この性能は、ちょうど GeForce GTX 1050 搭載機並みの性能です。もちろんですけど、Macbook Air M1 にはディスクリート GPU なんて搭載されていません。CPU に内臓のグラフィックにもかかわらずこの高性能です。

今回発表された Macbook シリーズはすべて 基本的には同じ M1 チップ搭載機で、ディスクリート GPU 搭載機もありませんが、Apple は今後2年程かけて、すべて自社製の CPU に変えていく予定としています。モデル展開していく中で、さらに高性能なチップの登場や、ディスクリート GPU モデルの登場など今後の展開が楽しみですね。

 

Davinci Resolve のレンダリング速度比較

さて、テストツールを使っての性能比較もいいのですが、実際の使用感も比較してみました。実は新 Macbook M1 ですが動画レンダリング速度が想像以上に早くなっています。動画の処理速度を現在メインで利用している「MSI Prestige 14(PS42 Modern 8RC)」 と比較してみました。

比較に利用したソフトは Davinci Resolve 17 Beta2 になります。Davinci Resolve は Blackmagic Design が開発販売しているプロ向けなソフトになるのですが、すでにベータ版として M1 チップ搭載機に対応しています。無料版でもかなり高機能な動画処理ツールとなっています。今回はその無料版を使ってテストしています。

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テスト結果

  • MSI Prestige14 (PS42 Modern 8RC):15分36秒
  • Macbook Air M1:1分14秒

軽くカラーグレーディングをかけて、音楽を別追加して、文字をフュージョンさせた5分程度の動画プロジェクトのレンダリング速度を比較してみたのですが、なんとなんと、MSI Prestige14 では、15分36秒かかったのですが、その動画のレンダリングを、Macbook Air M1 は、1分14秒で行ってしまいました。

MSI Prestige14 では、毎秒10フレーム程度のレンダリング速度だったのが、Macbook Air M1 では、毎秒75フレーム~100フレーム越えでレンダリングが進んでいました。テストツールだけではなく、実際の使用状況でもものすごい結果を出してきました。

 

Macbook Air メモリ 8GBモデルのメモリ使用状況

メモリの増設をするかどうかは非常に悩ましいことと思います。ここで示すのは一つの参考情報にはなりますが、上の動画書き出しを行なった際のメモリの使用状況になります。

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Davinci Resolve がかなり多くのメモリを利用してはいますが、8GBの範囲でスワップしないで収まっています。フルHDの5分程度の簡単な動画編集作業であれば、8GB搭載モデルでもなんの問題もないということは言えると思います。

あるサイトでの情報では、8K動画を4Kに落としてレンダリングした際に、16GB搭載モデルと、8GB搭載モデルでは大幅にレンダリング時間が違うとの記事を拝見しました。スワップが発生して処理に差が出たということですが、流石にそんな大きな動画を編集する際には、16GBのモデルの方が良いでしょうが、日常をスマホとかでちょっと記録した動画を編集するぐらいの作業であれば、8GBモデルでもなんの問題もありません。

 

実使用状況でのバッテリー持続時間

実際に通常利用状況でのバッテリー持続時間ですが、Webサーフィン 70分、Photoshop を利用した画像処理 30分、アプリのインストール 20分程度の合計2時間での実使用状況において、バッテリーは14%減少しました。ということは、同様の利用状況であれば、14時間ちょっとの持続時間になりそうです。公称でのバッテリー持続時間が、最大15時間のワイヤレスインターネットとあるので、ほぼ公称通りの持続時間となりそうです。

公称値までいかないノートパソコンも色々とありますが、今回の Macbook Air M1 は公称値程度の持続時間はありそうで、1日外に持ち歩いて利用する場合にも、十分長いバッテリー持続時間であると言えるように思います。

 

M1 搭載 新 Macbook の発熱

さて皆さんがもう一つ気になっているであろう点、Macbook Air M1 がファンレスな点ですが、ズバリ言います。お世辞でなく発熱少ないです。ファンレスにもかかわらず動画のレンダリング処理をさせても、処理速度が速いこともあり、5分程度の動画処理であればまったく熱くなりません。1時間以上 Web サーフィンを楽しんでも、熱くなりません。動画1時間以上観てても熱くなりません。

それに加えて、性能テストの実施でさえも熱くはなりません。処理性能の限界まで使うことになっているはずですが、本体の底面及び上部がほんのり温かくなる程度で、熱くまではなりません。

 

まとめ

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十分に高性能で、画面が綺麗で、しかもモバイルできる重さで、動作音も無音で、膝の上使用でも気にならない温度。これが下は10万程度から購入できなんて、Macbook Air M1 はバランスの良い今季最強のモバイルノートとなっているといえると思います。

あとそういえばですが、iOS 用のアプリが動く件ですが、あまり期待できないかもしれません。アプリを動かすことができるかどうかは、提供元が選択できるため、そもそも欲しいアプリが App Store に無いことも多いです。私の場合は Xbox アプリが利用したかったんですけど、無かったんですよね。残念無念です。

それにしても買ってよかった!!と本当に言いたい PC に久しぶりに出会ったような気がします。悩んでいる方はぜひ買っちゃいましょう。お勧めします。