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Macbook Air M1 は写真も動画も高速処理な超高性能モバイルノートPC【性能比較レビュー】

2020年11月17日に発売されました、新「Macbook Air M1」は写真処理、動画処理も高速に処理可能な、既存比超高性能のモバイルノートパソコンになっています。今回は各種性能測定を行ってレビューをしたいと思います。

新 Macbook Air M1 は写真も動画も高速処理な超高性能モバイルノートPC

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先日発売された、13インチ Macbook の新シリーズですが、ここしばらくの Macbook シリーズは Intel 製 CPU を搭載する路線だったのですが、その方針を転換して新たに Apple 純正のチップ Apple M1 を搭載して新登場しました。

かなりの話題性を持っての登場だったので、すでにご存じの方も多いかと思いますが、今回その Macbook Air M1 を購入しましたので、レビューしたいと思います。

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Macbook Air M1 のスペック

今回私が購入した Macbook Air M1 は下記モデルになります。

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  • 価格:129,800円(税別)
  • ディスプレイ:Retinaディスプレイ
    (IPS、13.3インチ、2,560 x 1,600ピクセル 400ニトの輝度、広色域(P3対応)、True Toneテクノロジー)
  • CPU:Apple M1
  • メモリ:8GB
  • ストレージ:512GB SSD
  • ワイヤレス:802.11ax Wi-Fi 6(IEEE 802.11a/b/g/n/acに対応)
  • バッテリー:49.9Whリチウムポリマー、最大15時間のワイヤレスインターネット
  • 拡張性:2つのThunderbolt / USB4ポート、ヘッドフォン
  • ファンレス
  • 付属品:30W USB-C電源アダプタ、USB-Cケーブル
  • サイズ:30.41cm × 21.24cm × 0.41~1.61 cm
  • 重量:1.29 kg
  • OS:macOS Big Sur

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M1 搭載の陰に隠れてしまっていますが、今回の Macbook Air から、ディスプレイが広色域 P3 対応の Retina ディスプレイに変更となっています。明るさだけは、Macbook Pro よりも少し低い 400 ニト になりますが、多少低いだけで実使用においては何の問題もありません。

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キーボードは今回も Magic Keyboard です。キーストロークは少し浅いですが、十分に打ちやすいかなと思います。そして、通常のファンクションキーが搭載されています。

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同じ CPU を搭載していて、少し軽くて、画面も同様にきれいで、ファンレスの無音駆動で、そしてここが一番重要かもですがタッチバーではなくごく普通なファンクションキー搭載となる、Macbook Air を私みたいにあえて選択するという人も多いのではないでしょうか。

 

Macbook Air M1 の性能

Geekbench 5

まずは、CPU の性能を Geekbench を利用してテストしてみます。 最初リークされたこの性能を知ったときはびっくりしましたよ。すでにテスト結果は各所より報告されていますが、私がテストしてみた結果も同様になりました。

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この性能、今メインマシンとして利用している、「MSI Prestige 14(PS42 Modern 8RC)」と比較して、シングルコアで2倍、マルチコアで3倍の性能になっています。 Prestige14 が2018年末のモデルとはいえ、クアッドコアの Core i7 でメモリも 16GB 積んでいるのにですよ。性能差がすごいことになっています。

ちなみにこの性能ですが、既存の Macbook 13 シリーズはもちろん格段に飛びぬけてきています。それどころか、性能も価格も格段に上だったはずの Macbook 16シリーズでさえも、シングルコアのスペックでは超えているのです。マルチコアに関しては、さすがにコア数の多い16シリーズに少しかないませんが、価格は半分どころかそれ以下なのにですよ。信じられないデータになっています。

 

GFXBench

グラフィック性能は GFXBench を利用して測定しました。

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この性能は、ちょうど GeForce GTX 1050 搭載機並みの性能です。もちろんですけど、Macbook Air M1 にはディスクリート GPU なんて搭載されていません。CPU に内臓のグラフィックにもかかわらずこの高性能です。

今回発表された Macbook シリーズはすべて 基本的には同じ M1 チップ搭載機で、ディスクリート GPU 搭載機もありませんが、Apple は今後2年程かけて、すべて自社製の CPU に変えていく予定としています。モデル展開していく中で、さらに高性能なチップの登場や、ディスクリート GPU モデルの登場など今後の展開が楽しみですね。

 

Davinci Resolve のレンダリング速度比較

さて、テストツールを使っての性能比較もいいのですが、実際の使用感も比較してみました。実は新 Macbook M1 ですが動画レンダリング速度が想像以上に早くなっています。動画の処理速度を現在メインで利用している「MSI Prestige 14(PS42 Modern 8RC)」 と比較してみました。

比較に利用したソフトは Davinci Resolve 17 Beta2 になります。Davinci Resolve は Blackmagic Design が開発販売しているプロ向けなソフトになるのですが、すでにベータ版として M1 チップ搭載機に対応しています。無料版でもかなり高機能な動画処理ツールとなっています。今回はその無料版を使ってテストしています。

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テスト結果

  • MSI Prestige14 (PS42 Modern 8RC):15分36秒
  • Macbook Air M1:1分14秒

軽くカラーグレーディングをかけて、音楽を別追加して、文字をフュージョンさせた5分程度の動画プロジェクトのレンダリング速度を比較してみたのですが、なんとなんと、MSI Prestige14 では、15分36秒かかったのですが、その動画のレンダリングを、Macbook Air M1 は、1分14秒で行ってしまいました。

MSI Prestige14 では、毎秒10フレーム程度のレンダリング速度だったのが、Macbook Air M1 では、毎秒75フレーム~100フレーム越えでレンダリングが進んでいました。テストツールだけではなく、実際の使用状況でもものすごい結果を出してきました。

 

Macbook Air メモリ 8GBモデルのメモリ使用状況

メモリの増設をするかどうかは非常に悩ましいことと思います。ここで示すのは一つの参考情報にはなりますが、上の動画書き出しを行なった際のメモリの使用状況になります。

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Davinci Resolve がかなり多くのメモリを利用してはいますが、8GBの範囲でスワップしないで収まっています。フルHDの5分程度の簡単な動画編集作業であれば、8GB搭載モデルでもなんの問題もないということは言えると思います。

あるサイトでの情報では、8K動画を4Kに落としてレンダリングした際に、16GB搭載モデルと、8GB搭載モデルでは大幅にレンダリング時間が違うとの記事を拝見しました。スワップが発生して処理に差が出たということですが、流石にそんな大きな動画を編集する際には、16GBのモデルの方が良いでしょうが、日常をスマホとかでちょっと記録した動画を編集するぐらいの作業であれば、8GBモデルでもなんの問題もありません。

 

実使用状況でのバッテリー持続時間

実際に通常利用状況でのバッテリー持続時間ですが、Webサーフィン 70分、Photoshop を利用した画像処理 30分、アプリのインストール 20分程度の合計2時間での実使用状況において、バッテリーは14%減少しました。ということは、同様の利用状況であれば、14時間ちょっとの持続時間になりそうです。公称でのバッテリー持続時間が、最大15時間のワイヤレスインターネットとあるので、ほぼ公称通りの持続時間となりそうです。

公称値までいかないノートパソコンも色々とありますが、今回の Macbook Air M1 は公称値程度の持続時間はありそうで、1日外に持ち歩いて利用する場合にも、十分長いバッテリー持続時間であると言えるように思います。

 

M1 搭載 新 Macbook の発熱

さて皆さんがもう一つ気になっているであろう点、Macbook Air M1 がファンレスな点ですが、ズバリ言います。お世辞でなく発熱少ないです。ファンレスにもかかわらず動画のレンダリング処理をさせても、処理速度が速いこともあり、5分程度の動画処理であればまったく熱くなりません。1時間以上 Web サーフィンを楽しんでも、熱くなりません。動画1時間以上観てても熱くなりません。

それに加えて、性能テストの実施でさえも熱くはなりません。処理性能の限界まで使うことになっているはずですが、本体の底面及び上部がほんのり温かくなる程度で、熱くまではなりません。

 

まとめ

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十分に高性能で、画面が綺麗で、しかもモバイルできる重さで、動作音も無音で、膝の上使用でも気にならない温度。これが下は10万程度から購入できなんて、Macbook Air M1 はバランスの良い今季最強のモバイルノートとなっているといえると思います。

あとそういえばですが、iOS 用のアプリが動く件ですが、あまり期待できないかもしれません。アプリを動かすことができるかどうかは、提供元が選択できるため、そもそも欲しいアプリが App Store に無いことも多いです。私の場合は Xbox アプリが利用したかったんですけど、無かったんですよね。残念無念です。

それにしても買ってよかった!!と本当に言いたい PC に久しぶりに出会ったような気がします。悩んでいる方はぜひ買っちゃいましょう。お勧めします。