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カメラ情報「キヤノン EOS-1D X(CANON EOS-1D X)」評価・レビュー

 

今回は、私の今のメインカメラ、
キヤノンEOS-1D X(以下1DX)」について考えてみます。

「1DX」は、2012年6月に発売された、キヤノンCANON)のプロ向けフルサイズ機になります。

 

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結局、6月発売となりましたが、最初は2012年3月と発表されていた発売が、4月、6月と2回延期されました。
私は当時、発売すぐの購入は検討していませんでしたが、価格がこなれてきたら購入する予定だったので、なんで延びるの?って思いましたね。

キヤノンはそれまで、プロ向け一眼レフカメラは「EOS-1D」シリーズ(APS-Hサイズセンサーを搭載し連射性が高い)と、「EOS-1Ds」シリーズ(フルサイズセンサーを搭載し高詳細)の2シリーズ体制としていたのですが、1DXからは統合され1シリーズとなりました。

当時のモデルは「EOS-1D Mark IV(以下、1D4)」と「EOS-1Ds Mark III(以下、1Ds3)」でしたが、どちらのカメラも信頼性高く、長い間、良い相棒となってくれました。

当時までは、センサーの画素数が多ければ処理は当然重くなるので、スピード重視のカメラが別に存在するのは仕方ないし、また、1Dシリーズのフルサイズ比1.3倍というのも、望遠を考えればテレコン内臓とも考えられなくもなく便利な面もあると思っていました。
それが統合されると聞いて、コンピュータの進歩を感じたものです。

1DXは1810万画素の35mmフルサイズCMOSセンサーを搭載しています。

前モデルの1D4(APS-Hサイズ1610万画素)からは、素子サイズのフルサイズ化と、画素数向上により性能アップ。
ただ、1Ds3(2110万画素)からは画素数が減少することになってしまいました。

かわりに連射性能が大幅向上し、最高約12コマ/秒(超高速連写モード時、最高約14コマ/秒)となりましたが、実際に手に入れてその画像を見るまでは、「画素数減少だなんて本当にそれでいいのか?」って思う面もありました。

もちろん、取り越し苦労ってやつでしたがw
今では何にでも使える私のメインカメラ、良い相棒となってくれています。


基本的に不満の無い1DXですが、記録媒体に関してだけは少しだけ残念に思っているところがあるんです。

それはCFのデュアルスロットを採用したところです。

 

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前モデル「EOS-1D Mark IV(以下1D4)」と「EOS-1Ds Mark Ⅲ(1Ds3)」は、CFとSDのデュアルスロットだったのに、今回はCFのみとなってしまいました。
CFも持っているから良いといえば良いのですが、ノートPCなどに直接挿せるSDは便利だったんですけどね。

これは、現在はCFの転送速度がSDを凌いでおり、また容量や信頼性の点でも有利と言われていることからの選択のようです。
速度や信頼性から考えたら、CFデュアルも良いのでしょうけど、私みたいにSDを持っていて、ノートPCで利用するときの利便性からSD使いたいって人も多いと思うのですが、いかがなものなのでしょね。

まあ、CFカードの「UDMAモード7」に対応したのは良いことだと思います。高速でCFカードに書き込めます。
でも、私の撮影ではそこまで連続撮影できなくても十分なんですけどね。
だからなおさら、SD非対応なのが悔やまれます。

ちなみにキヤノンのHP情報によると、連続撮影可能枚数は、
JPEGラージ:約100枚
・RAW:約35枚
・RAW+JPEGラージ:約17枚
だそうですが、「UDMAモード7」対応カードの利用で、
JPEGラージ:約180枚
・RAW:約38枚
・RAW+JPEGラージ:約17枚
に性能アップの様です。
やはり、連続撮影のためには高速なカードも重要ということですね。

まあ、繰り返しになりますが、私の場合そんなに連射しませんので、SDを残してほしかったところです。
残念です。


1DXの操作に関しては、以前のモデルを基本的に踏襲しつつ、より使いやすくなった感じです。

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ボタン数が多いのに戸惑うかもしれませんが、慣れると画面からの呼び出しより絶対的に早くて便利になります。
また、複数の操作ボタンのカスタマイズが可能となっており、好みに応じて、ボタンに設定されている機能を変えることが可能となっております。

私は下記画面のように設定しています。

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初期設定からの変更点は、
・マルチファンクションボタン2:ファインダー内水準器表示
・SETボタン:ピクチャースタイル選択
・マルチコントローラー:AFフレームダイレクト選択
です。この設定が、私の好みですね。

カスタマイズにより、さらに自分好みに使いやすくできるのも、上位機種の強みと言えますね。


さらにISO感度について考えてみます。

1DXは、ISO:100~51200の間で任意設定(1/3、1段ステップ)が可能となっており、さらに拡張設定としてL(50)、H1(102400)、H2(204800)が可能となっています。

常用設定で、51200が可能となると聞いたとき、ものすごい!!というのが最初の感想でした。

私は比較的暗い場所での撮影も多いため、高感度領域が広いのは絶対的に素晴らしい事だと思っています。

ただ、正直、1DXには過度に期待しすぎました。
やはり、素晴らしい画質の写真を撮るためには、充分な光は必要ですね。光あっての写真です。

あまりに高感度に設定しすぎると、写っているレベルの写真になってしまいます。
でもまあ、記録できるだけでもすごいことだとは思うのですが(笑)

ま、なんだかんだ言っていますが、基本的に気に入っていて、もう3年ほど使っているのですよ。
早いものですね。